2020年に入り世界中で騒がれているコロナウイルス。海外渡航時にこのような事態に巻き込まれた場合、日本にいる時とは比較にならないほどハードモードに突入してしまいます。症状を訴えたりするにしても単語を知らないと説明も出来ませんし、体調を崩した状態ではいちいち調べる気力も出てこないですよね。
正直、単語を知っているだけで対応力は大きく違ってきます。備えあれば憂いなしという事で、コロナウイルスの情報と体調不良時に使えるフレーズを紹介します!
コロナウイルスとは
・日本語=コロナウイルス *発音はコロナヴァイラス
・英語 =Coronavirus
そもそもウイルスって何でしょう?
感染症は病原体が体に侵入して症状(symptom)が出る病気のことをいいますが、病原体は大きさや構造によって分類されます。 病院に行くと「細菌性(bacterial)」「ウイルス性」と言われるやつですね。そのよく耳にする「ウイルス」ですが、英語で発音する際は「ヴァイラス」なのでご注意を。
コロナウイルスは直径約100nm(=0.1μm)。表面には突起が見られ、形態が王冠(crown)に似ていることから王冠を意味する「corona」という名前が付けられました。太陽の周りにみられる自由電子(free electron)の散乱光(scattered light)もコロナと言いますが、 コロナという言葉は冠の代名詞(pronoun)として使われてきて、クラウンという言葉につながったとも言われています。

自分の症状を伝えるフレーズ
I have + 症状.
I feel + 症状.
これが基本になります。
例えば、熱(a fever)がある時は、
I have + a fever . でOK。
これで「私は熱があります」という意味になります。
<参考例>
I have a cold. (風邪をひいています)
I have a headache. (頭痛があります)
I have a runny nose. (鼻水がでます)
I have a 40-degree fever. (40度の熱があります)
I have a sore throat. (ノドの痛みがあります)
I have a muscle pain. (筋肉痛があります)
I have no appetite. (食欲がありません)
I might have the flu. (インフルエンザにかかったかもしれない)=可能性がある
I may have the flu. (インフルエンザにかかったかもしれない)=恐らくかかっている
*mightとmayは日本語にすると似たように見えますが、mayの方がより自信がある(可能性が高い)イメージとなります。
*インフルエンザでは冠詞が「a」ではなく「the」となっていますが、A型やB型など特定できるためです。
マスク着用についての認識と対応
国によってはコロナウイルス関連でアジア人に対する偏見や差別もあるようです。日本ではここ数年でマスクをする人が一気に増えて市民権を得ていますが、まだマスク着用に馴染みが無い国も多くあります。そこで、「マスクを=風邪をひいている(ウイルス感染している)」とみられる事もあるため、マスク着用をつっこまれた時の会話も想定しておくと良いですね。
Do you have the flu?(インフルエンザなの?)
No, just to prevent from catching a cold.
(ちがうよ、風邪の予防だよ。)
Masks prevent colds.
(マスクをすると風邪の予防になるからね。)
Masks can help a sore throat.(マスクをするとノドの痛みが和らぐからね。)
といった感じでマスク着用の理由を説明することも出来ます。
予防・対策関係の英単語&フレーズ
- 手洗い wash hands
- うがい gargle
- 鼻うがい nasal irrigation、nasal rinsing
- ティッシュ tissue
- 除菌 sterilization、 degerming
- 消毒 sanitise、disinfect
- 消毒済み sterilized
- 嘔吐 vomition、vomitus
- 下痢 diarrhea
- 免疫力 immune system
- 死者数 death toll
- 風邪薬 cold remedy、cold tablets
- 市販薬 over-the-counter cold remedy
*日本でOTC医薬品という言葉を聞きますが、
Over The Counter(カウンター越しの)の略語になります。
「toll」「immune」「symptom 」などキクタンとかでも馴染みのある単語がけっこうありますね。TOEICでも健康関連の話題は出ますので、英会話だけでなくTOEIC対策も兼ねてマスターするのがオススメです。